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2025/11/12
起重機船「須賀号」売却のお知らせと感謝
起重機船「須賀号」売却のお知らせと感謝

このたび、長年にわたり弊社の工事現場を支えてまいりました 250t吊り起重機船「須賀号」 を売却する運びとなりました。
須賀号は 平成元年(1989年)製造。兵庫県最高峰の氷ノ山の別名「須賀ノ山」から名前をいただき、京都府、兵庫県、鳥取県といった山陰地方の日本海側では最大の起重機船でした。
海上工事に欠かせない主力機として、橋梁架設、港湾整備、海上据付作業など、数々の現場で活躍してきました。厳しい海況下でも確実に現場を支え続けてくれた存在です。
弊社の歴史とともに歩み、多くのプロジェクトを成功へ導いてくれた須賀号。その甲板には幾度となく社員の汗と努力が刻まれ、まさに「海の現場の相棒」として活躍してくれました。熟練オペレーターの高度な技術や甲板船員の連係作業、そして須賀号の性能が融合し、多くの関係者の皆様から信頼をいただけたことも、私たちの誇りです。
長年稼働してきた中で、整備や改修を重ねながら大切に運用してまいりましたが、このたび300t吊起重機船「美保号」の建造に伴い、新たなステージへ進むため、売却を決定いたしました。時代や現場のニーズに合わせ、今後もさらなる安全性・効率性の向上を目指し、新しい体制で海上工事に邁進してまいります。
須賀号と共に歩んだ日々は、単なる機械の運用ではなく、技術の継承と挑戦の連続でした。長年支えてくれた須賀号への感謝と敬意を胸に、これからもより良い施工サービスを提供できるよう努めてまいります。
最後に、これまで須賀号に関わっていただいたすべての皆様へ、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
次のオーナーのもとでも、さらなる活躍を心から願っております。